不妊に意味なんか見いだせない

妊娠＆出産するまでの日々は本当に辛かった…

人生であんなに涙した日々はないんじゃないかなと思います。

結婚したのはコロナ前の２５歳。

世間的にもまだまだ「若い」時期に結婚したほうだと思います。

周りからも「すぐに妊娠するでしょ」と思われていました。

実際によく職場でも「子どもは可愛いよ」「若いうちに産んでおくと楽だよ」など、今思えばとんだお節介を言われていたものです。

私自身、大学の授業で妊孕率については学んでいたので、早く出産したいと思っていました。

しかし、現実は思うようにいかないもので出産するまで４年の歳月を費やしました。

後から結婚した友達はどんどん妊娠して、早い人は第二子を出産。

不妊の検査をするも特に問題もなく、何で私はダメなんだろう…と自己肯定感は下がっていくばかりでした。

周りに相談できるような友人もおらず、SNSが唯一の救いの場。

同じような思いを抱える人たちと交流することで、つらい気持ちを紛らわしていました。

４年間ずっと不妊治療をしてきたわけではありませんが、頭のどこかには「妊娠しない自分」が常にいて辛かった。

時には「もうこの世からいなくなりたい」と思うこともありました。

流産も経験していますし、妊娠中も決してキラキラのマタニティーライフではなかったです。

万が一のことを想像して毎日不安だったし、何のためらいもなくSNSにマタニティー写真をあげている人をみて「この人は何の不安もないんだな」とかひがんだりもしました。

「過去があるから今がある」という言葉もあります。

ですが正直、不妊治療に意味を見出すことなんかできません。

「子どもが欲しい！」そう願う人が、皆すんなりと子どもを授かることができればいいと思います。